【書評】『20歳の自分に受けさせたい文章講義』文章の基本がスッキリ分かる!

こんにちは、ネイチャーミニマリストのぜんです。

文章を書くのが苦手な、そこのあなた。

文章を書こうとすると、手が止まってしまう…

自分の気持ちを、文章にすることができない…

書きたいことを文章にするのって難しいですよね。正直僕も苦手です。

 

しかし、文章を書くのが苦手な人の悩みを解決してくれる本があります。

それが今回書評する、古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義』です。

 

文章力の向上は、単に良い文章を書けるようになるだけでなく、自分の利益にもつながります。

そして本書を読めば、文章を書く根本的な考え方が身につき、あなたの文章力が上がること間違いなし!

「いい文章」とは読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章

そんな「いい文章」を、あなたも書けるようになる『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を書評していきます。

 

この記事を読んでほしい人

・文章を書くのが苦手

・文章力を上げたい

・ライティングの基本を学びたい

 

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』で伝えること

文章講義

 

著者の古賀史健さんは、年間平均10冊以上の本を書き上げる、フリーランスライター。

古賀さんは、国内累計176万部を突破したベストセラー『嫌われる勇気』も手がけた、文章の達人です。

そんな古賀さんが書いた『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、ガイダンス含めてたった5つの講にまとめられ、文章の書き方について体系的に学べます。

目次はこちら、

ガイダンス:そもそも文章とはなんなのか
第1講:【リズム】読みやすい文章に不可欠なリズムとは?
第2講:【構成】文章はどう構成すればいいのか?
第3講:【読者】読者を引きつける条件とは?
第4講:【編集】編集するとはどうゆうことか?

この記事では、文章力の基礎となるリズムと構成について書評します。

「話し言葉」から「書き言葉」へ

本書が第一の目標とするのは、「話せるのに書けない!」を解消することだ。

話すことはできるのに、その内容を文章にしようとすると手が止まってしまう。そんなことはありませんか?

話せるのに、なんで書けなくなるの?

 

それは話すとき、言葉、表情、身振りなどで自分の気持ちを伝えられるからです。一方書くときは、そうした気持ちを文章だけで伝えなくてはなりません。

だから書いて伝えるのが難しいのです。

そうした「話し言葉」の感情をどうやって「書き言葉」にするのか。
その方法を本書は教えてくれます。

学校の作文は忘れろ

”書く”という行為の意味や意義、そして具体敵な技法にまで踏み込んだ授業を、受けたことがあるだろうか?

確かに義務教育で、分かりやすい文章の書き方を、具体的に教わったことはありませんよね。

学校で教わるのは、あくまで「先生に評価される文章」です。先生に良く思われる文章を書かないといけないから、作文がつまらなくなる。さらに、八方美人な主張無き文章になってしまう。

だからまず、「学校の作文は忘れろ」と筆者は言います。

ガイダンス:書くことをやめて「翻訳」せよ

  • 文章を書こうとすると、手が止まってしまう
  • 自分の気持ちを文章にできない

こんな悩みに対して筆者は、

書こうとするから、書けない

と言います。

書こうとするのではなく、「翻訳」するというのです。

では「翻訳する」とは、一体どういうことでしょうか?

頭の中の「ぐるぐる」を翻訳する

頭の中のぐるぐるを翻訳する

 

筆者の文章の定義は、

文章とは、頭の中の「ぐるぐる」を、伝わる言葉に”翻訳”したものである

とあります。

 

頭の中の「ぐるぐる」
頭にある不鮮明な映像や、言葉にできないものなど、文章にする以前のぼんやりとしたイメージ

こうしたぼんやりとしたイメージを、翻訳して文章にする意識が大切。

 

例えば、とある映画を見て、

「あ〜、面白かったなぁ」

と感想を抱くのはいいですが、面白さを誰かに伝える時、この言葉だけでは不十分ですよね。

登場人物、内容、そしてなぜ面白かったのかを書かなければいけません。

 

「あ〜、面白かったなぁ」は、頭の中のぼんやりとした感想に過ぎません。そのぼんやりとした頭の中の感想を翻訳して、読者に面白さを伝える必要があるのです。

本書では、こうした翻訳の意識を前提に、文章講義を進めていきます。

ぜん

文章を書く素材は頭の中に十分ある!それを翻訳すればいいだけなんだ。

文章講義①:【リズム】美文より正文を目指せ

美文より正文を目指す

 

文体とはリズムである。

知ってる!リズムって、改行の仕方、句読点の打ち方とかでしょ?

ぜん

実は、それらはリズムの本質じゃないんだ

文体のリズムというと、改行や句読点が思いつくかもしれません。しかし、リズムは感覚的なものではなく、もっと論理的なものです。

リズムの悪い文章は、文のつなげ方と論理展開がめちゃくちゃで、主張が支離滅裂になっています。

だから読者にとって分かりづらい、リズムの悪い文になるのです。

文体のリズムを整える方法

文体のリズムを良くするのはどうすればいいの?

文体のリズムを整えるには、接続詞の意識が重要。

 

文と文の間に、接続詞が入るかどうかを意識すれば、論理展開がしっかりします。「だから」「しかし」「そして」などの接続詞がしっかり入るかどうかを確認しましょう。

ぜん

とはいっても、全ての文に接続詞を書けというわけではないよ

接続詞が多いと、かえって読みづらい文章になります。

ただ接続詞を意識すれば、「それぞれの文が正しくつながるかどうか」が意識できるようになり、論理展開が正しくなるのです。

文章講義②:【構成】文章は構成で決まる

文章は構成で決まる

 

構成=文章の論理をどう展開させるか

なので、やはり論理展開が文章の良し悪しを決定します。

そして筆者は構成を作ることに関して、独特な方法を提案しています。

おすすめしたいのが、映画やテレビドラマなどの映像表現を参考にする、という手法だ。

つまり、

  • 序論:客観のカメラ(遠景)
  • 本論:主観のカメラ(近景)
  • 結論:客観のカメラ(遠景)

文章の構成を考える上で、これら3つのカメラワークがあるのです。

学園恋愛ドラマでは、学校を遠くから映すシーンで始まるように、序論でこの記事では何が書かれているのかを伝えます。

そして、男女の恋愛模様をクローズアップして詳しく映すように、本論では詳細な内容を。

最後に、結ばれた2人を夕日をバックにして遠くから映すように、結論で記事の内容をまとめます。

 

つまり、遠いカメラで大まかな内容を、近いカメラで詳細を、再び遠いカメラで内容をおさらいしてまとめると、構成の良い文章になります。

ぜん

映画やドラマの展開を想像すると、読みやすい展開になるんだね。

論理的な文章とは?

論理的な文章

 

リズムと構成において、文章の論理展開が大切だと筆者は主張しています。リズムと構成は、論理によって左右されるのです。

でも、論理的な文章って具体的になに?

確かに、こんな疑問が湧くかもしれません。論理的な文章といっても、いまいち分かりませんよね。

ここで、筆者が説明する論理的な文章の書き方を紹介しましょう。

論理のマトリョーシカ構造

論理のマトリョーシカ構造

 

そもそも論理的とは、自らの主張が、理由によって十分裏付けされてることを指します。

そして論理的な文章を実現するには、「論理のマトリョーシカ構造」が大切です。

 

論理のマトリョーシカ構造

 

  • 大マトリョーシカ
    その文章を通じて訴えたい主張
  • 中マトリョーシカ
    主張を訴える理由
  • 小マトリョーシカ
    理由を補強する客観的事実

主張の中に理由があり、さらにその中には、理由を裏付ける事実が入っているのです。

このマトリョーシカ構造で文を書けば、1つの主張が論理的なものになり、説得力がでます。

 

例えばこうです。

  • 大マトリョーシカ:ストレスを抱えている人は、自然豊かな森に行くべきだ。
  • 中マトリョーシカ:なぜなら、自然の中にいることでストレスが減ると考えられているからだ。
  • 小マトリョーシカ:実験の結果、15分森を歩くだけで、ストレスホルモンのコルチゾールが16%減少することが分かっている

文の中に、主張、理由、事実が含まれているか。そして、それぞれが連動しているかを常に意識しましょう。

論理的かどうか確認するには?

書いた文章をあとで読み返した時、論理的かどうか確認するのは案外難しいものです

なぜなら、論理が多少強引でも、自分で書いた文章なので違和感を感じないからです。しかしこれでは、読者を置いてけぼりにする文章になってしまいます。

 

そこで、論理性を客観的に確認する方法は、

自分の文章を読み返すとき、次の問いにチャレンジしていただきたい。

「この文章を、図に書き起こすことはできるか?」

論理的な文章は、主張と論理展開を、シンプルな図に描き起こすことができます。

文を読みながら、順番や矢印が図に描ければ、論理的な文章となっているはずです。

ぜん

図にイメージできる文章は、読みやすくもなるね。

まとめ

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』いかがでしたか?

ぜん

文章のリズムと構成は、とにかく論理展開が大切。表面上のライティングのテクニックは、あくまで副次的なもの

また今回紹介した他にも、

  • 読者の目線から文章を書く方法
  • 読者に、最後まで文を読んでもらう書き方
  • 書き始める前と書き終えた後の編集方法

などなど、ライティング力を向上させる内容が詰まっている本書。

文章を少しでも書く機会がある人は、絶対に読んでほしい!ライターを目指している人、ブログを書いている人は必見の内容です。

 

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