【書評】『新しい文章力の教室』今すぐ文章力を上げるテクニックとは

こんにちは、ネイチャーミニマリストのぜんです。

最近色々なブログや本を見て思うのですが、「見やすくて分かりやすい文章」って、とても憧れますよね。

いつか自分も、いい文章を書けるようになりたい…

こんな風に思います。

 

でも、どうしたら「いい文章」が書けるようになるのか?

そもそも「いい文章」とは何か?

今回書評する、唐木元さんの『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』はこんな疑問に答えてくれます。

「いい文章」を書けるようになるテクニックが、盛りだくさんなのです。

 

77のチャプターに及ぶテクニックの中から、今すぐ誰にでもできて、速効性のあるテクニックを7つピックアップして書評します!

文章力を向上させる具体的な知識を学びたいなら、間違いなく本書がおすすめ。
あなたも、最後まで記事を読んでもらえる文章を書けるようになりますよ!

 

この記事を読んで欲しい人

・上手く文章を書けない

・今すぐいい文章を書きたい

・具体的なテクニックを知りたい

 

唐木元の『新しい文章力の教室』とは?

新しい文章力の教室とは

 

著者の唐木元さんは、ポップカルチャー専門のウェブメディア「ナタリー」の編集長。

ナタリーは毎月3000本以上の記事を配信し、月のpv数は4500万以上をほこる超大手メディアです。ナタリーの記者は1日15本記事を書くのが日常だそうですが、その新入社員に文章術を教えているのが唐木さん。

 

「書けない」の実情は、「遅い」「まとまらない」「伝わらない」のどれか、もしくは3つともです。

と伝える唐木さんの『新しい文章力の教室』では、

 

  • 書く前の準備
  • 見直し
  • 明快に伝えるには
  • スムーズに丁寧な文を書くには
  • 読者に読んでもらう工夫

 

これら5つの観点から、「よい文章」を書くテクニック紹介し、「書けない」の現状を打開する方法が書かれています。

ぜん

「遅い」「まとまらない」「伝わらない」のうちどれか一つでも、自分に当てはまるなら読むべき!

前提①:完読されるのが「いい文章」

完読が良い文章

 

「いい文章」を書くためには、そもそも「いい文章」とは何かを知ることが大切。

「いい文章」か…。美しい言葉づかいだったり、知りたい情報が載っていたりする文章かな?

確かにそれらは「いい文章」です。

ただ一つの解答を出すならば「いい文章」とは、「完読される文章」のことです。

つまり、読者が最後までしっかり読んでくれて、途中で読むのをやめない文章であること。

 

初心者の目標として、この「完読される文章」を目指しましょう。本書では「完読されるためにどうしたら良いか」を前提にして、文章の書き方が説明されています。

前提②:文章の構造について

「完読される文章」を書くには、上手な言葉の表現は必要ありません。

レトリックの工夫が大切なんじゃないの?

こうした疑問を持つかもしれませんが、本当に大切なのは「文章の3層構造」を意識することです。

文章は3層で構成されている!

文章の構造

「文章の3層構造」とはどういうことでしょうか?

地層のように、文章も概念のレイヤーが積み重なっているというのです。

 

つまり、

 

 

  • 言葉づかい
  • ロジック
  • 事実

 

この3つが揺るぎない順番で、文章を構成しています。

事実がなければロジックは成り立たないし、ロジックがあるから言葉づかいが活かされます。

確かに読者の目に見えるのは、一番上の「言葉づかい」ですが、目に見えない部分の「ロジック」と「事実」を固めるほうが重要なのです。

文章の構造的記述

文章の構造的記述

「構造的記述」なんて難しい言葉…

心配ありません。要は記事を書く前に、テーマと骨組みを決めてしまうことを指します。

 

まずテーマでは、文章の目的を決めます。

  • その文章はなにを言うのか
  • なにを伝えるために書くのか

 

テーマが決まった後、次に骨組みでは目的達成ためのプロセスを決めます。

  • なにを書くのか
  • どれから書くのか
  • どれくらい書くのか

これらテーマと骨組みを、記事を書く前に決めてしまえば、より速く分かりやすい文章が書けるはずです。

さらに本書では、テーマと骨組みを固める方法である「構造シート」の書き方も詳しく紹介しています。

ぜん

何も準備しないで、漠然と書き始めるのはNG

文章力の教室①文章は3つの見地で見直す

文章の見直し

それでは具体的な文章力のテクニックをみていきましょう。
まずは、見直すときのポイントから。

 

文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す

  • 意味=「脳」で理解する
  • 字面=「目」で見る
  • 語呂=「耳」で聞く

人間はこの3つの感覚器官を使って文章を読んでいます。なので、見返すときは3つの見地から見直すのが重要なのです。

 

「意味」では、事実・ロジック・言葉づかいの順番と、テーマと骨組みはしっかし噛み合っているかを確認。

「字面」では、同じ文字が連続していないか、漢字とひらがなのバランスは取れているかを確認。

「語呂」では、書いた文章を音読してみてつまずくところはないか、同じ音韻を繰り返していないかを確認します。

 

ぜん

意味・字面・音読のうち、どれかひとつでも欠けていたら「いい文章」とはなれず、読者が途中で離脱してしまうかもしれない。

文章力の教室②無駄を削る5つのポイント

文章の無駄を削る

無駄のない分かりやすい文章を書くには、とにかく無駄を削ります。

文章に無駄を削るときに気をつけるポイントは5つです。

 

  • 接続詞を削る
  • 重複を削る
  • 「という」を削る
  • 代名詞を削る
  • 修飾語を削る

 

 

この中で、無駄に書きがちなのは「という」と「修飾語」ではないでしょうか?

ぜん

実際に僕も、「〜という」や「とても」「すごく」を使いがち。

 

これら削れるものは、わざわざ書かなくても意味は通じます。無くても意味が通じるなら、ガンガン削りましょう。

むしろ「という」や「修飾語」の多用は、内容があいまいになってしまうので気を付けたいですね。

文章力の教室③「が」には2つの意味がある

がの2つの意味

接続助詞の「が」には、2つの文章をあいまいにつなぐとても便利な機能があります。

例えば、以下の2つの文を見てみましょう。

「2016年に制定された山の日だが、全国各地の山に登山者が殺到した」

「2016年に制定された山に日には、全国各地の山に登山者が殺到した」

 

接続助詞の「が」は、順接にも逆説にも使えるので、この2つの例文の意味は通じています。

しかし、「が」は逆説のイメージが強いので、「2016年に制定された山の日だが、」まで読むと、続きは悪いイメージが連想されます。

なので順接の意味で「が」を使いたいなら、「には」など他の言葉に変えましょう。

文章力の教室④主語の後の「は」と「が」の使い分け

がとはの使い分け

ポール・マッカートニー1年ぶりに来日する。

ポール・マッカートニー1年ぶりに来日する。

「は」と「が」は、どちらも主語を示す機能がありますが、上記の2つの例文は何が違うのでしょうか?

 

「は」は主題を提示する機能があり、より様々な含みを持つ表現

「が」はより主語を限定する機能をもつ。

 

つまり、

「空は青い。」と言えば、「空というものは青いものだ」と主題に対する一般論を述べる感覚になりますし、「空が青い。」と言えば、目の前現象をありのままに描写する感覚になります。

ぜん

確かに、「が」の方が現象を端的に述べている感じがしますよね?

はっきり主語を提示したいなら、「が」を使いましょう。

文章力の教室⑤ぼんやりワードに注意

文章の具体性

 

「ぼんやりワード」とは、具体性にかける言葉のこと。
企画、作品、物語、番組、コンテンツ、プロジェクトなどが例に挙げられます。

よく使う言葉だけど…。なんで使っちゃいけないの?

 

「ぼんやりワード」は使い勝手がいいですが、抽象度が高いため、内容がぼんやりします。

例えば、

「創立100周年を記念した企画が実施される」

「創立100周年を記念して、100名様にお買い物券が当たるキャンペーンを実施される」

 

少し極端な例かもしれませんが、具体性にかけるのは前者ですよね。

「ぼんやりワード」は使いがちなので、できれば具体的な言葉に置き換えてあげましょう。

文章力の教室⑥具体性のある文章を

文章に具体性を

本書では具体性に関してもう少し掘り下げていたので、紹介します。

具体的な文章を書くのがなぜ大切か?

それは、具体的に起きた事実やエピソードには独自性があるからです。

そこに、書き手の感想や思いは必要なし!
事実の羅列が、オリジナルの文章をつくります。

 

具体性を簡単に上げる方法は2つです。

 

  • 主観を押し付けない
  • 数字を入れる

 

主観を押し付けない

「待ちに待った〜」「なんと〜」「感動的な〜」など主観が入ってる言葉を避ける。

数字を入れる

「久しぶりに」を「20年ぶり」に
「昔は」を「10年前は」に変える。

 

具体性があれば、読者に自分の思いは伝わります。

「主観ではなく客観」「思いではなく事実」

この2つを意識することで、あなただけのオリジナルの文章を作れます。

ぜん

主観は客観に支えられ、思いは事実に支えられているのです。

文章の教室⑦「こと」を多用しない

ことを多用しない

言葉の後に「こと」をつけて名詞化する用法は便利なので、ついつい多用しがち。

でも、「こと」の多用は文章をくどくさせます。

自分のことを理解することで、成長することができるようになる。

意味は通じますが、「こと」がありすぎてくどいですよね?

 

自分を理解すれば、成長できるようになる。

「こと」を削ると文章がスッキリして、読みやすくなります。

なんでも「こと」に名詞化してしまう人は、注意してみましょう。

【まとめ】『新しい文章力の教室』には今すぐできるテクニックが満載

唐木元さんの『新しい文章力の教室』はいかがでしたか?

今すぐに、自分の文章力を上げて「いい文章」が書けるようになる気がしませんか?

本書では他にも、

  • 体言止めの多用は厳禁
  • 文頭一語目の直後には、読点を付けない
  • 「できる」「可能だ」をなるべく使わない

などなど、文章を書く時にやりがちなミスを解説してくれます。

こうしたテクニックが、具体的な例を示しつつ77個も載っているのだから凄いですよね。

より伝わる読みやすい文書を書くにはどうすればいいのだろう?

こんな疑問を抱いている人に、『新しい文章力の教室』はおすすめです

 

気になった方はぜひ読んで見てください!

 

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