突然ですが、「世界の果てまでイッテQ」
って番組ありますよね。
番組名をみて僕はずっと思っていました。
ぜん
そして答えを見つけてしまいました。
「世界の果て」はスペインのフィステーラにあります!!
フィステーラはサンティアゴ巡礼の最後の目的地。その街の端にあるフィステーラ岬は「世界の果て」と言われているのです。
今回はそんなフィステーラの街を紹介!
ぜん
https://nature-mitu.com/santiago-pilgrim
内容(目次)
なぜフィステーラが「世界の果て」?
スペインの最西端にあるフィステーラは「地の果て」という意味をもちます。
コロンブスによってアメリカ大陸が発見されるまでは、この地が「End of the world」、つまり「世界の果て」と考えられていたのです!
「End of the world」なんていかにも中二病っぽいですが、響きがカッコいいですね!

出典:https://www.google.co.jp/
地図でみても、フィステーラ岬はスペインの最西端にあることが分かります。
ただ地理上のユーラシア大陸の最西端はポルトガルの「ロカ岬」なんですけど、そこはご愛嬌で。
長い長い巡礼の旅が終わる地
フィステーラは、サンティアゴ巡礼者にとって大切な地です。
長い巡礼の旅が、この地で本当に終わるのですから。
そんなフィステーラの地は昔から、生と死の境目と考えられていました。

出典:https://ja.wikipedia.org
巡礼者は西の果てに沈む太陽を眺めながら古い自分に分かれを告げ、新しい自分に生まれ変わることを誓いました。
そしてフィステーラ岬には残り0kmを表す「モホン(標識)」があります↑
「0kmのモホン」は旅の終わりを表すとともに、新たな旅の始まりを伝えてくれるようでもありますね。
ひたすら歩いて大西洋が見えた時の感動!
僕はスペインを600km歩いてフィステーラまで辿り着きました。
ずっとスペインの内陸を歩く巡礼では、途中で海を見ることはありません。
しかしフィステーラに近づいてくると、初めて海が見えてきます。
ぜん
山を越えて見えた大西洋は、どんな海よりも美しく、大きくみえました。
正直フィステーラ岬では涙がこぼれました。
きっと景色に感動したのと、旅の終わりが寂しかったのでしょう。
フィステーラへの到着は、サンティアゴ巡礼の終わりでもありますから。
ぜん
600kmという距離を歩いてこなければ、こんなに大西洋に感動することはなかったでしょう。
それまでの道のりがあったからこそ、大西洋がより輝いて見えました。
フィステーラは美しい港町!

出典:https://www.flickr.com/photos/29469501@N03/18981991608
フィステーラは情緒あふれる美しい港町。

出典:https://www.spanien-reisemagazin.de
人もそれほど多くないので、静かな観光が楽しめます!
遠くから眺めるとこんな感じ↑
フィステーラは半島に位置しているため、他の街とは離れています。
宿に泊まるなら「La Espiral」
フィステーラの宿のおすすめは「Albergue La Espiral」です。
オーナーはとっても気さくで優しい方。温かく歓迎してくれます!
宿に着くなり「トルティージャ(スペイン風オムレツ)」をふるまってくれました。
写真左がオーナーの方!
僕が持ってきた菅笠を被ってます。
この宿、一泊の料金は約1200円で朝食は寄付制でした。
「本当に良いの!?」という値段ですよね。
夕食は「A Lareira」で
夕食を食べるなら「A Lareira」がおすすめ!
「Albergue La Espiral」から徒歩1分くらいのところにあり、お手軽な値段で本格的な料理を楽しめます。
スターターのムール貝はこれだけ載って900円ほど。
ぜん
ヨーロッパのムール貝はほんとに美味しかったです。
メインはボリューム満点のステーキ!肉厚だけどとても柔らかい!
この他には、パンとデザート、ボトルワインも付いてきました!
トータルのお値段はなんと4000円!
これだけ美味しくてこの値段なので、大満足のお店です。
【まとめ】世界の果て、フィステーラ
フィステーラは「世界の果て」にふさわしい場所でした。
新大陸発見以前、昔の人がこの地を「世界の果て」と考えたのは納得です。
眼の前に広がるのはどこまでも続く大西洋。
遮るものは何もないありません。
新しい自分に生まれ変わることを大西洋に誓って、僕はフィステーラを後にしました。
あなたもスペイン巡礼の際には、世界の果てフィステーラまで足を運んでみて下さい。
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