人は600km歩くと何が学べるのか?スペイン巡礼で学んだ8つのこと

こんにちは、ネイチャーミニマリストのぜんです。

僕は今年の3月に約1ヶ月かけてスペインを600km歩いてきました

600kmというのは普通は歩かない距離ですよね。

日本でいうと東京から姫路ぐらいまで行けます!

 

ただ、歩いてみて学べることが多くありました!

自動車やバスでの移動では得られない、より深く濃い体験を得られました。

初めての海外旅行だったので、不安がいっぱいでしたが、終わってみれば最高の旅でした。

そこで今回は、

・スペインを600km歩いて何が学べたのか

について書きたいと思います。

ちなみに僕が行ったのは、「スペイン巡礼(サンティアゴ巡礼)」というものです。

詳しくは下記の記事を見てみて下さい!

スペイン巡礼経験者が語るスペイン巡礼の魅力!巡礼の全てを教えます。

そもそもなぜ歩こうと思ったのか

スペインサンティアゴ巡礼路

僕がスペイン巡礼の存在を知ったのは大学1年生の時です。

 

  • 「ヨーロッパの壮大な大地で長距離歩けるという魅力」
  • 「1000年以上の長い歴史をもつ巡礼のロマン」
  • 「世界中から集まる巡礼者との交流」

そんな魅力に惹きつけられた僕は、

「死ぬまでにいつかできればいいな〜」

と思っていました。

しかし、社会人になったら1ヶ月の休みを取るのはなかなか難しいですよね。

それなら、時間のある大学生のうちに行ってしまえと思い、急遽スペイン行きを決意しました。

 

中学レベルの英会話で旅は楽しめる

サンティアゴ巡礼の巡礼者

海外旅行だと、当然言葉の不安がありますよね。

ましてや僕は、初めての海外旅行です。

スピーキングのレベルは中学生レベル。覚えたスペイン語は基本的な挨拶だけ。

しかし、言葉の壁は余計な心配でした!

なんだかんだ、気合でなんとかなるんですよね。

表情と身振り手振りで、十分通用します!

完璧主義の日本人は、文型などをどうしても気にしてしまいますが、単語だけでも意思は伝わるのです。

大事なのは伝える気持ち!

言葉が十分に喋れなくても、旅は満喫できます。

ぜん

完璧な英語じゃなくて恥ずかしいからといって、話そうとしないのが一番恥ずかしいこと!

無理せず頑張れば無限に歩ける

ハイキング

普通に考えれば、600kmを一気に歩くというのは、奇想天外なことですよね。

「600km歩いたんだ〜」と言うと、見事に全員が驚いてくれます!

しかし、「徒歩」という行為は、無理をしなければ無限にできると分かりました。

そもそも「徒歩」は、人間の最も原始的な移動方法。

車も電車も無い時代、唯一の移動手段は「自分の足」でしたよね!

毎日、乗り物に乗らず歩きつづけるのは大変な困難にみえますが、案外できます(笑)。

太古と比べて衰えているとはいえ、歩く機能は私達の想像以上に優れているのかもしれませんね。

 

また、足の裏は一週間以上歩き続けると固くなることも発覚!

巡礼開始から5日ぐらいは、マメに悩まされましたが、一週間経つと足の裏が固くなって、全くマメができなくなりました。

歩くのに慣れてしまえば、毎日20〜25kmの歩きなら、ずっと歩ける気がします。

ぜん

人間の適応能力には驚かされる!

スペインは最高の国だった

スペインの国旗

 

僕は1ヶ月間、スペインにいました。

普通の海外旅行だと1〜2週間ぐらいだと思うので、スペイン巡礼ではスペインの雰囲気や文化を十分堪能することができました。

そこで知ったのは、3つのこと。

  • スペイン人の人の良さ
  • 料理の旨さ
  • 景色の良さ

スペイン人は明るくて優しい!

サンティアゴ巡礼の巡礼者達

巡礼者の50%がスペイン人なので、スペイン人とコミュニケーションを取る機会はたくさんあります。

巡礼中に出会ったスペイン人は、みんな優しくて面白い人ばかり。

 

巡礼者はもちろん、お店の店員も感じが良い人が多かったです。

海外に行くと、「みんな無愛想だ〜」「差別される〜」みたいな噂を聞いていたので内心不安でしたが、気分が害されることは一度もありませんでした。

ただ運が良かっただけかもしれませんが、スペイン人を大好きになりましたし、友達も沢山できましたよ!

日本人の味覚に合う!スペイン料理はとっても美味い

レオンのバル

スペイン料理は、どれも本当に美味しい!!!!!

1ヶ月、朝昼晩毎日食事して不味いものは一切なく、日本食が食べたくなることもありませんでした

海に囲まれたスペインは、海の幸が料理の柱です。

そのため、日本人の味覚に合う料理が多い。

スペイン料理は、土地の自然の恵みをそのまま活かすために、ソースに凝るよりも新鮮な素材そのものを味わう料理が多いのも特徴です。

また、バルの文化が栄えているので、小皿料理が豊富で、ふらっと立ち寄って一品だけ食べるのも楽しいですね。

日本では見れない風景!スペインの自然は壮大だ

サンティアゴ巡礼の景色

スペインの風景で一番印象的なのは、どこまでも遮るものがない地平線です。

日本では、スペインのような地平線をみることは難しいですよね。

この迫力、分かりますかね??

 

大地が果てしなく広がっています。

日本は国土が細くて、山や建造物が多いため、遮るものがない大地は中々ありません。

一方のスペインには、メセタと呼ばれる古い岩盤が作る広大な高原が広がっています。

スペインのメセタ

国土の50%以上をメセタが占めているため、道を歩いていると、壮大な風景が広がっています。

ダイナミックなメセタの風景は、スペイン巡礼の最も印象的な景色のひとつです。

ぜん

サンティアゴ巡礼をすればスペインが大好きになる!

外国人は人生を楽しく生きている!

サンティアゴ巡礼の巡礼者

巡礼中に出会った外国人は、人生を謳歌していました。

常にポジティブでした。

朝からテンションが高い彼らには、元気をもらうことが多かったです(笑)

低血圧な人がいないんですかね。

また天気が悪かったり、足を怪我してしまったときでも暗い表情はみせません。

「なんとかなるよ」の精神ですね。

スペインの失業率は17%台で、若者の失業率は50%を超えるなど、経済状況は悪いのですが、スペイン人は明るく楽しそうに生きていました。

その理由として、スペイン人は「働くために生きるのではなく、生きるために働く」という考えをもっているかららしいです。

ワークライフバランスも世界第2位!

「仕事が全て」という価値観が強い日本の労働について、考えざるを得ませんでした。

ぜん

どうせならポジティブに楽しく生きたほうが、絶対に良いよね!

最低限の生活こそ旅の醍醐味!お金が全てじゃない

サンティアゴ巡礼中に雪が降る

生き方次第で、最低限の生活でも最高の生活が送れます!

サンティアゴ巡礼では、自分の荷物を全てバックパックで背負う必要があるため、持っていける荷物は、本当に必要なものだけです。

また、食事も高級なものは食べませんし、宿はドミトリー形式なのでいつも二段ベッドで寝ます。

それでも、日本に帰りたくないくらい毎日がとても充実していました!

高級な食事やショッピングだけが全てではないのです。

朝早く起き、歩き、食べ、寝るという毎日のサイクル。

「規則的で健康的な生活×刺激的な体験=幸せ」

という方程式が成り立つんですね〜。

ぜん

お金がなくても、充実した体験ができる!

旅はプロセスが一番大事

サンティアゴ巡礼路

バスや車ならあっという間に目的地に着くことができます。

600kmも、車なら9時間あれば到着するでしょう。

しかし、旅の本質は目的地に着くことではなくそのプロセスにあります。

バスでゴールするのと600km歩いてゴールするのでは、どちらが達成感があると思いますか?

どちらが、新しい発見があると思いますか?

当然600km歩いたほうが、達成感と新しい発見があるでしょう!

車と徒歩では、得られる情報量が圧倒的に徒歩の方が多いです。

歩くことで、人々との出会い美しい風景と町並み時間とともに移りゆく天気を味わうことができます。

「道」について考察したローバート・ムーアの「トレイルズ」にはこうあります。

どのテクノロジーの例でも、より速くつながることと引き換えに、現実の世界の豊かさを感じ取る能力は衰退している。

友人にメールを送ったり、特急列車に乗っている人は速く目的を達成できるが、そうすることで、その人はふたつの点のあいだに広がる膨大で複雑な領域を飛び越えてしまっている。

旅をする上で急ぐ必要はありません。

ゆっくり歩けばいいのです。

ぜん

「急がば回れ」ではなく、「急がなくても回れ」!

モノではなく体験を追求した方が良い

サンティアゴ巡礼路

モノではなく体験が大事だということ。

モノは一時的な幸福をもたらすかもしれませんが、はかなく消えてしまうものでもあります。

一方で、体験は自分の資産です!

死ぬまで自分の中に残り続けるのですから!

哲学家のアリストテレスも、「所有物が多いことを快楽とすることは間違いだ」と指摘していました。

本当の幸福にはならないというのですね。

確かにそのとおり!!!

モノと違って自分の体験は無くなりませんし、誰かの手に渡ることもありません。

だから、旅では体験を追求するべきなのです。 

モノばかり追い求めるのは虚しいこと!

サンティアゴ巡礼という体験は、死ぬまで僕の心に残るのだと思います。

ぜん

ショッピングだけでなく、何か特別な体験ができる旅を!

巡礼は人生だ!人生に迷ったらとりあえず歩けばいい

サンティアゴ巡礼のフィステーラ

長い一本道を、色々なことを経験しながら歩き通すこと。

困難や喜びを感じながら、常に前を向いて歩き続ける巡礼はなんだか人生のようですね。

サンティアゴ巡礼では、歩いている全員が「巡礼者」という肩書きを持ちます。

巡礼において、この「巡礼者」の肩書きはとっても重要です!

守られているような感じがありますし、何より響きがカッコいい(笑)

昔の巡礼は人生をかけた命がけの行為でした。

今では誰でも巡礼者になれますが、それでも巡礼者には何か特別な力を感じます。

600kmを歩いてみて、

「人生に悩んだ時、とりあえず巡礼すればいいんじゃない?」

と僕は思いました。

なんか適当ですけどね(笑)

でも巡礼を終えたあと、自分の教訓となるものが見つかるはずです。

僕は、シンプルな生活が幸せであること。

旅の本質はプロセスにあることを知りました。

巡礼は来るもの拒まず!

歩く意思があれば誰でも歩けます!

ぜん

巡礼が終わった時、「巡礼者」でなくなるのがとても寂しかったな〜

【まとめ】有意義な1ヶ月の巡礼

サンティアゴ巡礼のモホン

僕は巡礼を通じてこの8つのことを学びました。

もちろん、人それぞれ学ぶことや感じることは違うでしょう。

ただ、サンティアゴ巡礼は、自分にとって一番大事なことを気づかせてくれる有意義な旅に違いありません

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